アレルギーについて


小麦アレルギーについて考える 2024/3/12 

 「小麦は食べるな」という本があるのを知っていますか。これには著者自身の実験結果も含め、多くの情報が書かれています。有益な情報も含まれていますが、すべて信じてしまうには、偏った内容であると指摘する専門家が多数存在するようです。  

 著者が「小麦は食べてはいけない」という根拠は、主に以下の2つに分けられます。 

 ①遺伝子組み換え技術で改造された現代の小麦は、血糖を上昇させる作用が強い。血糖が高い状態が続くとインスリン抵抗性を起こし、体を「老化」させる。 

 ②現代の小麦には「グルテン」が多量に含まれており、体内に入れば、精神疾患や糖尿病、肥満、心臓疾患、リウマチなどの自己免疫疾患などの原因になる。 上記2つの説を軸に「小麦は食べるな」は展開されているようです。

  現代の日本人の80〜90%は小麦が合わない体質だと言う専門家もいます。それは上記の①②に起因するところが大きいと言えるでしょうか。ところが小麦を食べても問題のない人もいるという事実を見据えなければなりません。以下に青木昆陽(仮名)さんと言う専門医のコラムからの論説を抜粋して紹介します。

 『子どものときに小麦アレルギーだった方が、成長とともに改善する事例が多くあるように、「小麦=必ずアレルギー症状が出る食材」ではありません。小麦に限らず、フードアレルギーは食材そのものではなく、その食材に過敏に反応する胃腸の機能不全からきているケースが多いのです。 胃腸の機能の状態は、「遅延型フードアレルギー検査」である程度把握できます。何を食べても過剰反応しないよう腸内環境を整えることで、治療の方針が立てやすくなり、根本的な解決に向かえます。 アレルギーというと「食べない」という選択肢を選びがちですが、注目すべきは「食べても大丈夫な強い胃腸」です。 小麦は決して悪者ではありません。根本的治療を行えば、長く患っていた小麦アレルギーであっても、改善できる可能性はあるのです。』

  上記の論説を私なりに手短に要約すると「腸内環境を整え自分自身の体のバランスを整えることで小麦をはじめとするフードアレルギーを解消できる。」としたいと思います。

  2024/2/17掲載の「花粉症のはなし」のところで管理人≪Blue Comet≫が力説していましたが、腸内環境を整えることが「花粉アレルギー」や「フードアレルギー」の改善に役立つだけでなく「ウイルス性胃腸炎」にも有効だと結論付けたいと思います。

  がんばり屋さんの皆さんは忙しさのあまり、自分の体の何処かが悲鳴を上げているのに気付かない。そんなことが起こらないように、バランスの良い食事と十分な休息(睡眠)を取って丈夫な胃腸を作りましょう。いつも応援してるので!!!


花粉症のはなし 2024/2/17 

 今年も花粉の飛ぶ季節がやって来ました。私自身の体験とインターネット等で調べた知識を併せて花粉症について思うところを話して行きたいと思います。

  花粉症を発症する人は、遺伝的にアレルギー体質であることが主な原因として言われていますが、その他にも外的要因がいくつもあるようです。ここでは重要と思われる外的要因をいくつか挙げ、最後に私自身の体験を絡めた対応療法をお話しして行きます。

 ●その1「食生活の変化による」インスタント食品やスナック菓子なにとどまらず各種のお惣菜にも様々な食品添加物が使用されていますね。

  この添加物はかなりの曲者で、人体に悪影響があるとされ欧米では使用されていない物質が日本では許可されていると言う現実があります。それ以外の物でも化学的、工業的に合成されたものについては安全性が確認されている訳ではありません。まあ天然由来の物でも同様ですが。 

 ●その2「不規則な生活や各種ストレスによる」自律神経を乱す睡眠不足や不規則な生活、そして仕事や生活上の様々なストレスも花粉症悪化の原因と言われています。

  生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけることで花粉症が楽になるかもしれません。ストレスについては個別に対処が必要でしょうから、内容によっては難しい対応が必要かもしれませんね。

 ●その3「排気ガス等の環境関連の要因による」花粉症は排気ガスの影響も受けていると言われています。

  花粉の飛散量が同じでも、排気ガスの多い地域の方が花粉症になる率が高いのだとか。排気ガスのなかに含まれる微粒子と一緒に花粉を吸いこんでしまうと、アレルギー反応が出やすくなるだけでなく悪化すると言われています。また、アスファルトにも要注意です。花粉が飛んでも土に吸収され、再び舞い上がることの少ない田舎と違い、土の少ない都市部ではアスファルトに落ちた花粉が何度も風に舞い上がり、空中を飛んでしまうので花粉を吸い込む率が高まります。

当サイト管理人の体験からの花粉症軽減について 

 私は、現在の地に転居して来るまでは、交通量の激しい国道沿線を少し入った所にあるとある分譲マンションに十数年住んでいました。周辺には中小の鋳物関連の工場が多数あるため「花粉×(排気ガス+工場のばい煙)=重症の花粉症」と言った環境下で鼻水と目のかゆみに苦しんでいましたが、生活の変化や諸々の事情により現在の地に転居してきました。交通量の多い幹線道路から比較的遠く、工場も少ない閑静な環境が気に入りました。秋口の引っ越しでしたが、年が明け桜の咲く時期が近づくとさすがに目のかゆみを感じましたが以前ほどではありません。またマスクをしていれば鼻水もほとんど出ない状況を好ましく感じていましたが「花粉の飛散量が少ない年回りなのかな」と思う程度でした。しかし翌年も、またその翌年も同様でした。その時点で環境の変化による花粉症の症状の軽減を確信しました。また並行して花粉症や各種アレルギーについての対処法についてWeb等で調べてみました。花粉と排気ガスの結びつきが症状を悪化させることはすぐに確認できました。目を引いたのは腸内環境の改善または整備と言う項目でした。腸内にビフィズス菌や乳酸菌のフェーカリス菌やアシドフィルス菌などを一定数定着させることで悪玉菌の侵入や増殖を防いだり、腸の運動を促してお腹の調子を整えます。腸の調子を整えることで免疫力を高め、便秘や下痢、肌荒れや花粉症を含むアレルギーなどを防ぐ(または軽減させる)効果があるとのこと。まるで製薬会社の宣伝マンのような記述になっていますが、事実に近い話だと思っています。

  私が腸内環境を整えるために意識していることを以下に列挙します。①ヨーグルト、漬物類等の乳酸菌を含む食品を日常的に無理なく摂取するよう心掛ける。②一般に植物性乳酸菌の方が腸まで生きたまま届くと言われているのでキムチ等の漬物類を意識して食す。③食物繊維を多く含む食品の接種を意識する。④腸内に存在するビフィズス菌に有用と言われるオリゴ糖の適量摂取を心掛ける。

  今のところ私の健康状態は頗る良好です。これは腸内環境を整えることを意識した食生活を続けた結果だと考えているところですが、毎日気長に続けて行くことが大切だと思っています。花粉症の目のかゆみには即効性はないかもしれませんが、体全体の健康の維持を考えた場合は有効であると考えているところです。そこのあなたも実践してみてください。


青ちゃんの写真館

埼玉県川口市の荒川周辺を主な撮影地とし「野草」「昆虫」「野鳥」「風景」をテーマに、身の周りの自然の姿や現象をカメラに収めアップロードしています。

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