荒川堤を歩いていると色々な鳥を見かけます。この記事では5月に出会った「オオヨシキリ」と「キジ」について「荒川に集う鳥たち」の≪partⅠ≫として投稿します。
オオヨシキリ
スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類。アジア大陸の中緯度で繁殖し、冬期は熱帯地域へ渡ります。日本では全国で繁殖する夏鳥ですが、沖縄地方では渡りのみ。数本のヨシを束ねてお椀型の巣をつくります。「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」あるいは「ケケス ケケス カイカイシ」などと聞こえる大きな声でさえずり、多数がさえずっていると、暑苦しいしうるさいとさえ思うことがあります。一夫多妻性で、同時期ではありませんが、オスの周辺にメスが巣をつくり、抱卵、育雛します。また、カッコウに託卵されることで有名な鳥です。河川、池沼、海岸などの水辺に広がるヨシ原に生息しており、全長はスズメより大きく18㎝前後でオスの方が大きい。頭部から背面はオリーブ褐色、腹部全体と眼上部にある眉状の斑紋はバフ白色(淡い黄土色に近い)です。
撮影の時に困ったのは、非常に警戒心が強いので人の気配を感じると直ぐに隠れてしまいます。当然のことながら、望遠レンズを使っての撮影ですが、こちらの望む距離まで近づけないため被写体は小さめです。 画像は荒れますが拡大機能で大きくして見てください。
撮影日:2023年5月17・18・31日
撮影地:埼玉県川口市荒川運動公園
キジ
キジ目キジ科キジ属に分類される鳥類。頭が赤、喉が濃紺、腹が緑の美しい鳥。また、翼と尾は褐色と薄緑をしている。こうした色合いはオスのもので、メスは全体的に褐色の地味な色をしていて体も小さい。キジは古くから親しまれている鳥で国鳥に指定されていますが、狩猟鳥でもあります。毎年放鳥されているようで、放鳥されたキジには足輪がついているそうです。林や河川敷、農地などの開けた場所に生息しており、草の種などの植物や昆虫などを食べます。オスは縄張りを示すために時々「ケーンケーン」という大きな声で啼き、両翼を体に打ち付けて羽音をたてる「ほろうち(母衣打ち)」という動作をすることでも知られています。繁殖期は主につがいで行動し、メスが子育てをするようですが一夫多妻状態になることもあるそうです。普段は歩いて移動しており、危険を感じると走って逃げるとのことです。
聞き慣れない鳥の鳴き声にあたりを見回すと、浮間ゴルフ場のグリーンの縁をのんびりと歩いているキジを発見。おあつらえ向きにこちらに近づいて来ます。野生のキジを見るのは初めてなので緊張。生態がよくわからないのでゆっくりと近づいてカメラを構えましたが、割合に近くまで寄ることができました。
撮影日:2023年5月31日 16時半位から30分程
撮影地:埼玉県川口市浮間ゴルフ場の西端付近
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