🌸春の北東北 さくらの名所を巡るツアー🌸

初回の投稿が「空と雲」、二回目が「野草の花」と来たところで、三回目をどうしようかと迷っていました。初回の挨拶文のところで「時には旅先の写真もね。」と書かせてもらったので、早速ですがこれを使わせていただきます。今年の旅行は4月と6月に一回ずつ行っただけなので、少し古い話で恐縮ですが、お付き合いください。

今春4月25日(月)から27日(水)にかけて、北東北を周って桜の花を見て来ようと言うことで、とある旅行会社の2泊3日のツアーに参加してきました。写真を挿んで一日ずつザックリと行程を振り返ってみました。

【1日目】～～東京駅発8:48（東北新幹線やまびこ357号）⇒　北上駅着12:08着～～

　　 　※ ①②③＜宿泊①＞へはバスでの移動となります。

①北上展勝地（北上川のほとりに約一万本の桜が咲く名所）

②石割桜（盛岡地方裁判所の前に咲く樹齢約360年のエドヒガンザクラ）

③小岩井農場（残雪の岩手山を背景に咲く一本桜）

＝＝＝＝＜宿泊①＞雫石・高倉温泉「雫石プリンスホテル」＝＝＝＝

撮影日：2022年4月25日「北上展勝地・花が散り葉が出始めたサクラ」

北上展勝地の桜は青森県の弘前公園、秋田県の角館と並んで「みちのく三大桜」の名所のひとつであるとともに、日本さくら名所百選認定のお花見スポットだそうですが、一部の樹種を除いて上の写真のとおり、ほぼほぼ咲き終わってました。残念！！！！！！！

撮影日：2022年4月25日「北上展勝地に咲くヒメオドリコソウ」

とは言え、ここでは一時間の滞在予定なので敷地内を見て歩くことに。春の野草が色々と花を咲かせていましたがタンポポ以外は名前も知りません。珍しい野草が群生していたのでとりあえず撮ってみました。後で調べてみると「ヒメオドリコソウ」と言うそうです。踊り子の姿をイメージするのでしょうか。

撮影日：2022年4月25日「小岩井農場園外ショップのソフトクリーム」

北上展勝地を後にして、途中、盛岡地方裁判所前の石割桜に寄り道しました。バスの車窓からの見物となりますが、こちらもすでに葉桜と言うことで、一分ほどの停車で次の目的地「小岩井農場の一本桜」にバスは進みます。一本桜に立ち寄る前に小岩井農場前にある「園外ショップ＆フード」に立ち寄ります。トイレをすませ売店で人気のソフトクリームを購入。ホルスタイン柄のカップがかわいらしく、味は「濃厚なわりには後味すっきり。」と言うのでしょうか。おいしくいただきました。（上の写真をご参照ください。）

撮影日：2022年4月25日「残雪の岩手山を背景に咲く一本桜」

小岩井農場の「一本桜」の詳しい樹齢は不明ですが、明治40年代 (約100年前)に植えられたと言われています。この地点の標高は300メートルを少し超えるそうで、そのせいか花の咲き具合は五分咲きと言ったところでしょうか。樹種は「エドヒガンザクラ」だそうです。背景の岩手山と相まって周囲には無駄な被写体がないので、誰が撮ってもそこそこの写真になるので助かります。一日目の行程はこれで終了となり、宿泊地の高倉温泉に向かいます。

【2日目】※ ＜宿泊②＞までの移動は全てバスとなります。

④角館・武家屋敷通り（「みちのくの小京都」でしだれ桜を堪能）

⑤桧木内川堤（約2ｋｍの長さを競う桜のトンネル）武家屋敷通りの観光と併せて自由昼食

⑥鶴の舞橋（総ヒバ造りの三連太鼓橋では日本最長）

＝＝＝＝＜宿泊②＞鰺ヶ沢高原温泉「ロックウッド・ホテル＆スパ」＝＝＝＝

撮影日：2022年4月26日「角館・しだれ桜の武家屋敷通りを歩く」

角館の武家屋敷通りを歩きました。駐車場には多くのバスや乗用車が止まっていたのに、この時は人通りが少なく閑散としていました。しだれ桜もシーズン終了で淋しい雰囲気ですね。

撮影日：2022年4月26日「角館・桧木内川堤の桜」

桧木内川〔ひのきないがわ〕の桜は葉が出始めていましたが花もたくさん残っていました。でもやっぱりお日様が出ていないと写真に色が出ないですね。さあ、だいぶ歩いたしお昼の時間です。

撮影日：2022年4月26日「居酒屋･土間人のお花見メニュー」

上の「お花見メニュー」は、店名を「土間人〔どまにん〕」と言う武家屋敷通りから少し外れた場所にある居酒屋のものです。武家屋敷通りのお店が混雑していた場合の用心のためにと調べておいた店ですが、いろいろと見ているうちに何となくここに来てしまいました。昔の蔵を改装したと言うノスタルジックな雰囲気を感じさせる店です。

撮影日：2022年4月26日「お花見メニューからチョイスした比内地鶏親子丼」

メニューから「比内地鶏親子丼」を選びました。比内地鶏の文字に気持ちが動いた感じです。小鉢の「菜花のお浸し」と香の物の「いぶりがっこ」が主役の親子丼の味を引き立ててくれて美味しくいただけました。

撮影日：2022年4月26日「居酒屋･土間人」

一応店構えを写真に撮っておきました。今度来ることがあったら夜に来てみようかなと思いました。

撮影日：2022年4月26日「廻堰大溜池に架かる鶴の舞橋」

廻堰大溜池（まわりぜきおおためいけ）は通称津軽富士見湖といいます。平成6年7月8日、ここに日本一長い三連太鼓橋として「鶴の舞橋」が架けられました。岩木山を背景にした舞橋の姿が鶴が空に舞う姿に見えるとも言われ、また、橋を渡ると長生きができるとも言われています。私も死ぬまで長生きができそうです。到着時刻が16時半近くになっていたのと曇り空の関係で写真がモノクローム調になってしまいました。次回来るときにはスカッと晴れて欲しいですよね。二日目はここで終わりです。鯵ヶ沢高原のホテルに向かうバスが動き出した頃、とうとう雨が降り始めてきました。やれやれ。

【3日目】※ JR新青森駅までの移動は「津軽鉄道」以外は全てバスとなります。

⑦弘前公園（弘前城と約2600本の桜が咲くみちのくの三大桜の名所のひとつ）

⑧津軽鉄道・ローカル列車（春うららの津軽平野を走る/津軽五所川原駅までの30分）

～～新青森駅発16:38（東北新幹線はやぶさ258号）⇒　大宮駅着20:40着～～

撮影日：2022年4月27日「バスの車窓から岩木山とりんごの木」

三日目の朝は青空が広がっていました。バスの窓から見えるリンゴの木と雲をかぶった岩木山と青空のコントラストが鮮やかで思わず車窓から「パチリ」、撮れた写真はそれ程でもないです。やはり実物が一番ですね。

撮影日：2022年4月27日「春の弘前城天守」

弘前城は津軽統一を成し遂げた津軽為信によって1603年に築城が計画され、二代目藩主信枚が1610年に着手し、その翌年に完成させたそうです。以後、明治の廃藩に至るまでの260年間に渡り津軽藩政の中心地でした。明治28年（1898）に弘前公園として開放されると市民らの桜の寄贈により、ソメイヨシノ、シダレザクラ、八重桜など約2600本が春になると園内を花で埋め尽くすそうです。また写真の天守は現在100年ぶりの石垣修繕のため、本来の位置から70ｍほど移動させてあるそうです。

撮影日：2022年4月27日「枝垂桜の隙間から見える岩木山」

立派なしだれ桜の向こうに、かろうじて岩木山の姿が確認できる写真です。

撮影日：2022年4月27日「弘前城天守から見た岩木山」

仮置きの天守の3階から撮った岩木山としだれ桜の写真です。

撮影日：2022年4月27日「弘前公園さくらの絨毯」

桜の花びらが一面に積もっている場所があったので、ローアングルから「さくらの絨毯」の雰囲気を狙ってみました。

撮影日：2022年4月27日「津軽鉄道の列車入線」

津軽鉄道の列車の入線を待つツアー客の方々です。満開時期には「桜のトンネル」のようになるそうですが、ご覧のように寂しい状況です。

撮影日：2022年4月27日「津軽鉄道の車内（天井）」

津軽鉄道のストーブ列車ですが、ストーブ本体は撮ってありません。あしからず。天井材のひび割れと裸の丸い蛍光管が東北・津軽の雰囲気を醸し出しています。

撮影日：2022年4月27日「津軽鉄道北の終着駅にて」

津軽鉄道を訪れた記念に駅名標を「パチリ。」

撮影日：2022年4月27日「太宰治「津軽」より「芦野公園」（原文のまま）」

太宰治は誰もが知る小説家ですが、入水自殺の印象が強くてあまり読んでいません。津軽五所川原駅のホームの板壁に原稿がネジ止めしてありました。折角なので皆さんも読んでみましょう。

❀編集後記❀

桜の開花時期というものは合わせるのが難しいものですね。見ごろを過ぎた桜の名所の観光は旅行中とても悲しい気持ちになりますが、旅行を終わって振り返りをしてみると、サクラの花の他にも思い出に残る物がたくさんあることに気づきます。人生を長く生きてきましたが改めて良い経験になりました。振り返りは大切なのですね。この紀行文？では、宿泊先での温泉や食事の内容が省略されています。温泉にカメラは持ち込みにくいし、食事はほぼバイキング方式で盛り付けがいい加減なので美味しそうな写真にはなりません。と言うことで温泉と食事の省略がこの紀行文の特徴となりますのでよろしくお願いします。

さて、次回は引き続き6月の旅行の振り返りにしようかな。ではまた。